= 今週のTOPIC =
第27回 =こだわりの音響空間をめざしてPart3=(February 04, 2004)
1月26日は朝から夕方まで4階・屋上のコンクリート打ち作業が行なわれました。
作業後に上棟式を開き、これからの工事の無事を祈願しました。
内装工事も着々と進められています。
1階の内装工事と並行して2階の壁や床の工事もはじまり、多くの職人の方が黙々と作業を続けています。
現場で実際に防音資材を見たり、職人さんの話しを直接聞くと、アーデン.ステューディオの音響・防音に対するこだわりが、どれほど凄いものかよく伝わってきます。
前回は壁の構造について簡単に説明しました。 現場での写真を撮ってきましたので紹介しておきます。 |
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写真の右側がコンクリートの壁です。 小さな黒いものが防振ゴムで、木枠との間に空間を作っています。 耐震ゴムの奥に見えているのが、少し見えにくいですが、吸音マットです。 前回の画像をご参照ください。 浮き壁の構造になっています。 木枠の外側が石膏ボード、そして1番外側が遮音パネルになっています。 この上に壁クロスを張り仕上げます。 |
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今回は床の構造についてご案内しておきます。 こちらも写真がありますので参考にしてください。 コンクリート床の上に吸音ウール敷き、耐震ゴムのついた吸音ボルトで吸音パネルを支えます。 その上に遮音マット、コンパネ(合板)、PTC発熱体(床暖房)、コンパネそして最後に床仕上材という基本構造になります。 |
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写真は1Fの床で、吸音ボルトで吸音パネルを支えている構造を確認していただけると思います。 まだこの上に5層も重なりますので、その遮音性能がどの程度あるのか想像していただけると思います。 どの部屋タイプの床も基本的には同じ構造になっています。 部屋の特性によって、その遮音効果は異なってきますので、性能だけに頼らない使い方を工夫することは必要だと考えています。 |
実際の防音構造を写真を交えてご紹介する事により、みなさまが満足出来るものかどうかの判断に役立てればと思います。
また、防音室を作ろうと考えておられる方の参考にしていただければと思います。
防音に関するお問合わせやその他のご質問も気軽にお尋ね下さい。
January 28, 2004 ○Writer:mitsugu
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