= 今週のTOPIC =

第25回  =こだわりの音響空間をめざして=(January 21, 2004)

Ardent.Studioアーデン.ステューディオも完成が近づき、内装工事が始まろうとしています。
よりよい音響空間を創るため、内装工事に入る前に音響・遮音内装施工会議が開かれました。

マンションの室内に防音ルームを設置するのであれば従来のノウハウで施工できます。
ですが、住空間を含む室内全体を防音構造にしてしまうという試みは、新たなノウハウを必要とします。
防音に対する意識が高まっている今日において、このノウハウは一般の居住用マンション等にも活かされるものと思います。


今回の会議には、建築デザイナー、建築施工業者、防音設備・建材メーカーだけでなく、内装施工・給排水設備・電気設備等の業者の方に参加していただきました。
個々の持っている経験・知識だけでは解決できない問題や見過ごしてしまうような事も、業種の違う人達がそれぞれの技術を出し合い、理解することによって新たな技術が生まれてきます。

入居される方がどのような楽器を演奏されるか、どのような音響機器を使用されるかによって、期待される音響・防音機能が大きく異なってきます。
トランペットのように遮音性を優先する場合や、ドラムなど防振を優先する場合、ピアノのようにどちらも必要とする場合。
すべてにおいて満足のいく環境を創ることは簡単なことではありませんが、より理想に近づくよう努力しています。
アーデン.ステューディオは、モデルルームを使用して、音響・防音の実験を行ない、その結果を踏まえて室内仕様を最終決定します。
同じ音響・防音施工を施した場合でも、部屋ごとに異なる特性が出てきます。
その特性を活かした有効活用の方法を提案して行きたいと思います。

いよいよ今週から入居募集受付を開始しました。
皆様からの当プロジェクトへの期待に応えられるよう取組んで行きます。
ご質問・ご要望等ありましたらお気軽にお問合わせ下さい。

January 21, 2004 ○Writer:mitsugu

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