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第3回 =地鎮祭 Ardent.Studio新築工事=(August 13, 2003)
地鎮祭の豆知識
■地鎮祭って? | |
○読み方 | 地鎮祭は「ぢちんさい」や「ぢまつり」といいますが、「とこしずめのまつり」というのが正しい読み方です |
○起源 | 土木や建築などの大切な祭りとして、持統天皇の御代(690年)にはすでに行なわれていました |
○意義 | 建築工事を着工するにあたり、その土地の守護神に無事完成を祈願するものです 建築の区切として着工前に行なう重要なお祭りです |
■どのような事をするの? ここでは具体的に、式次第にしたがって簡単に説明します。 |
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○式場の入口で、手水(てみず)で手を清め、口をすすいで心身ともに清めてから式場に入ります。 | |
○開式 |
参列者全員が着席したところで、司会者が地鎮祭を執り行う旨を述べます。 |
○修祓(しゅばつ)之儀 | 神主が祓詞(はらいことば)を奏上し、大麻(おおぬさ)ですべてを祓(はら)い清めます。 |
○降神(こうしん)之儀 | 神様をお招きする儀式です。 |
○献饌(けんせん)之儀 | 神前にお供え物をする儀式です。 |
○祝詞奏上(のりとそうじょう) | 神主が神前に工事の安全を願って祝詞を奏上します。 |
○四方清祓(しほうきよはらい)之儀 | 敷地の四隅と中央を祓(はら)い清めます。 |
○地鎮(じちん)之儀 |
初めて土地に手をつけるという意味から、次の儀式を行います。 ・刈初(かりそめ)之儀:主に設計者が行います。 ・穿初(うがちぞめ)之儀:主に施主が行います。 ・鎮物埋納(ちんぶつまいのう)之儀:神主が行います。 ・鋤入(すきいれ)之儀:主に施工者が行います。 |
○玉串奉奠(たまぐしほうてん) | 工事の無事安全を祈って玉串をお供えします。 お供えした後に、2回礼をして、2回拍手し、最後に1回礼します。 最初に神主が行い、その後に施主、設計者代表、施工者代表と続きます。 |
○撤饌(てっせん)之儀 | お供え物を下げる儀式です。 |
○昇神(しょうしん)之儀 | 神様にお帰りいただく儀式です。 |
○閉会 | 司会者が、地鎮祭がめでたく終了したことを述べます。 |
儀式は約30分で終わります。
非常に読みにくい儀式の用語が並んでいますが、その中でも「玉串奉奠」の仕方だけでも覚えておけば役に立つことがあると思います。
文字だけで説明すると、難読文字がならんで難しいものかと思ってしまいますが、実際には神主が行う儀式がほとんどなので、施主が行うのは「地鎮之儀」と「玉串奉奠」のみです。
七五三のとき神社でご祈祷してもらった事がある方は、その時のことををイメージしていただければいいと思います。行う場所が、「神社」と「建築敷地」の違いはありますが、雰囲気は同じです。
August 20, 2003 ○Writer:mitsugu
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